受験生、夏の心構え

いよいよ夏休みが始まりました。
岡川塾でも夏期講習を目前に控え、部活を引退した中3生も増えてきています。

夏休みの過ごし方が秋以降の成績に大きく影響してくることについては以前もお話した通り。
今回は、受験生としての心構えについてお伝えします。

“普通にやる”では成績は落ちる!

まずお伝えしたいのは、“今まで通り”“普通に”勉強していたのでは秋以降成績が落ちる、ということ。
自分の勉強は現状維持でも、成績は下がる、ということを肝に命じておきましょう。

では、成績が落ちるのはなぜか、わかりますか?

今からの時期は、これまで部活に打ち込んできた人たちも受験モードに入ります。
部活に使ってきた時間、体力、気力をすべて勉強に注ぎ込む人も少なくないでしょう。
また、これまでも勉強を頑張ってきた人は、更に勉強時間を増やしてギアを上げてきます。
ここで手を緩めることはまずない、と言っていいでしょう。

周囲がそのように学力を伸ばしていく中、“今まで通り”の勉強時間、“今まで通り”の勉強方法ではどんどん追い抜かれていってしまうのです。これまで自分よりも成績が悪かった友達に診断テストの成績で大きく水をあけられてしまう、といったことがないよう、みなさんもしっかり受験生モードで頑張ってくださいね。

誰のために勉強するのか

次に考えてほしいのは、誰のために勉強をしているのか、ということ。
何のために、と言い替えてもよいでしょう。

先生や保護者の方から「勉強しなさい」と言われているから。
成績が下がると怒られるから。
合格したら◯◯を買ってもらえるから。

きっかけはそれでもよいかもしれませんが、それだけではあと半年を戦い抜くことはできません。
出願の際の志望理由を書く時に悩むことにもなるでしょう。

改めて誰のために、何のために勉強しなくてはならないのか、
自分はどうして受験をするのか、
時間のある夏の間に、自分自身と向き合ってよく考えておいてください。

応援されている自覚

最後にお伝えするのは、部活引退後の受験生は、多くの人に支えられ、応援されているということ。
学校の先生、塾の先生、友達、先輩や後輩、そして家族。
特にみなさんのご家族は、たくさんの面でみなさんを支えてくれていることと思います。
それに対して受験生が返せるのは、必死で勉強を頑張ることしかありません。

応援されている、勉強を頑張る環境を作ってもらっているという自覚を持って、感謝の気持を忘れることなく自身の頑張り・努力を示してください。

最後に

これから、約半年間の受験生活が始まります。
必死に勉強していれば涙が出るほど辛いときや、なにも手につかなくなるほど悔しいときもあるでしょう。
それでも、それを乗り越えた先には志望校合格が待っています。
そして、みなさんはひとりではありません。

悩んだ時は塾を含む周囲に頼りながら、来春、合格をつかみ取りましょう!