志望校の決め方

志望校は何に注目して決めたらよいか?

中学3年生はいよいよ本格的に受験モード、志望校が固まってきた生徒も増えてきました。
しかし、
「まだどこを目指すか迷っている。」
「候補が多くて絞り切れない。」
といった声は毎年聞こえてきます。
今回は、まだ志望校の固まっていない中学3年生、高校受験について考え始めた中学1・2年生、そしてその保護者の方のために、よく志望校決めに使われる項目を6つ、お話ししたいと思います。

1.偏差値

偏差値が高い学校では授業レベルが高く、反対に偏差値が高くない学校では基礎理解に重点をおいて授業が展開されるはずです。
生徒さんが学校で、どのレベルで勉強を行いたいかを明確にしておくことで、志望校が決まってくると思います。
仮に、難関大学を受けたいのであれば、偏差値の高い学校の方が質の高い大学受験対策を受けることができると考えられます。

2.校風

「子供たちの自由を尊重している」
「規律が厳しいが、高い学力を身に付けられる」
「文武両道でスポーツ活動も大切にしている」
など、それぞれの学校で特徴があることでしょう。

少なくとも3年間過ごす学校で、校風の合わない学校を選んでしまうと、必要以上のストレスを抱えることとなっていまいます。

3.通学のしやすさ

通学は平日だけではありません。
部活や模試、課外授業などを加えればほとんど毎日行うものなので、できる限り負担を減らしたいものです。
もし通学時間が長くなってしまうと、
「疲れて学校や自宅で勉強に集中できない」
「部活の朝練や1限目の授業に遅れそうになる」
などのデメリットが生じます。
快適な学校生活を送るため、通学時間は要考慮です。

4.部活動

サッカー部や野球部、バレーボール部などの運動系から、吹奏楽部や合唱部などの文化系まで、さまざまな種類の部活動があります。
学校によっては特定の部活動に力を入れており、大会などで大きな実績をあげているところもあるでしょう。
部活動に本気で取り組みたい、実績をあげたい生徒さんにとって、部活動の盛んな学校は志望校の候補になりやすいと思われます。

5.進学実績

ほとんどの中学校や高校では、それぞれ学校の進学実績をホームページ上などで公表しています。
特にレベルの高い高校や大学への進学を検討している生徒さんにとっては、志望校の進学実績は参考になるはずです。
例えば、難関大学受験を目指しているにも関らず、志望校ではここ何年も難関大学への合格実績がなかった場合、難関大学合格に必要なカリキュラムが組まれていない可能性があります。

6.指定校推薦

指定校推薦枠とは特定の大学の推薦入試に、大学から指定を受けた高校の生徒だけが応募できる仕組みのことを指します。
大学が信頼をした高校からのみ生徒を募集するため、他の推薦入試制度と比べて合格率が高いことが特徴です。
指定校推薦に選ばれるためには校内選考に通る必要があるものの、やはり合格率が高くなっているのは受験生にとって大きな魅力と考えられます。


以上、6項目を挙げさせていただきましたが、最も重要なことは、
「生徒自身が高校で何をしたいか」
だと思います。

当塾では、月に一度の生徒面談・保護者面談の機会を設けておりますので、そこで具体的な進路相談を行ってまいります。
また、面談以外でも先生には質問が可能ですので、ぜひ気軽に声を掛けていただければと思います。

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