親が受験生にやってあげるべきこと

前回のブログでは、主に受験生のお子さんとの接し方について「やってはいけないこと」をお話しました。
今回は受験生のお子さんに対してやってあげられることをお話していきます。

親が受験生に「やってあげられること」

受験の仕組みを知っておく


スケジュールや費用を把握することとも重なりますが、親も現在の受験の仕組みの基本を知っておく必要があります。
たとえば、香川県の公立高入試では自己推薦の枠が広がっており、これまでは一般入試でしか受験出来なかった高校に推薦入試でチャレンジできるようになっています。
このように、以前と変わってきている仕組みを理解しておくことが、お子さんの受験を支えるために重要です。
自分で情報収集することももちろんですが、学校や塾で行われる説明会に参加して知識をつけたり、家庭教師やコーチングの先生などのプロに聞くのもよい方法です。
お子さんも、親が受験の仕組みをきちんと理解しようとしている様子を見ると、親も応援してくれているのだと実感できるでしょう。

学習環境を整える


お子さんが勉強する部屋の家具の配置を工夫したり、テレビの大きな音を流さないように少しだけ気をつけたりして、お子さんの学習環境を整えましょう。
夏は涼しく過ごせるよう、冬は寒くなりすぎないよう、家電やグッズを用意することも必要かもしれません。
塾や予備校を利用する場合は、送迎をしたりお弁当を作ったりすることも、お子さんの勉強を応援することにつながります。
また、入学願書を取り寄せたり、受験料の払込みをしたりといった、手続き関係でのサポートも、
受験直前の追い込み時期に当たるお子さんにとっては、ありがたいものです。

食事や生活リズムなど健康面のサポートをする

受験に向かうには、まずお子さん自身が健康でいることが大切です。
栄養バランスの整った温かくておいしい食事を用意することが、親にできる一番のサポートかもしれません。
塾から帰って食べる温かい食事が勉強の励みになった、という声は多いのです。
入学試験が行われる季節は、感染症も流行しやすいもの。
家族が感染症にかからないよう、いつも以上に健康に気をつける必要があります。
マスクや加湿器を用意する、なま物を避ける、調理器具の消毒を徹底するなど、体調を崩さないようサポートしましょう。
運動不足になりがちな受験生には、手軽に行える体操やストレッチを教えたり、一緒にやってみたりしてはいかがでしょうか。

親も健康・元気でいる


お子さんの健康だけではなく、親の健康も無視できません。
親が体調を崩すと、受験生のサポートができなくなります。
それだけではありません。
お子さんが親の心配をしたり、家事の負担が増えたりすると、勉強に割く時間とエネルギーが減ってしまいます。
家族みんなの健康が受験生を支えるのです。

会話を大切にする


お子さんが勉強に疲れたときや落ち込んだときには、話を聞いてあげてください。
受験に関すること以外の、全く別の話をして気分転換をするのもいいですね。
学校や塾、自室での勉強で、家族となかなか顔を合わせる機会がないというお子さんもいるかもしれません。
そんなときには、メモやメールという方法もあります。
食事やお弁当に「おはよう」「いってらっしゃい」などの挨拶を添えるだけでも、お子さんに気持ちが届くのではないでしょうか。

親がポジティブでいる


親が明るくポジティブでいることがお子さんを支えます。
お子さんが受験でピリピリしていたとしても、親は普段どおりの笑顔でいてください。
模試の成績があがったら一緒に喜び、絶対受かるよ、大丈夫だよ、といったポジティブな声掛けをしましょう。
ポジティブな気持ちは、ポジティブな結果を引き寄せるものです。
受験後の旅行や遊びの計画をする、一緒に合格祈願に行く、受験のお守りを渡すなど、お子さんの合格を信じて、ポジティブに過ごしましょう。

子どもに選択させる


この受験は、お子さん自身の人生を切り拓くためのものです。
進路選択、塾や予備校の選択など、お子さん自身に自分の未来を選択させましょう。
「勉強しなさい」「この予備校に行きなさい」などとは強要せず、お子さんを信じて自由に行動させてください。
自由の中で、お子さんは自分にしっかりと向き合い、自分の道を見出すことでしょう。

勉強はプロに任せる


受験制度が変わり、勉強のやり方も昔とは違ってきています。
親が自分の経験をお子さんに押し付けても、よい結果にはつながりません。
今の受験制度に合った勉強方法については、塾や学校、コーチングの先生などのほうが親よりも熟知しているはずです。
勉強の具体的なアドバイスは、プロに任せましょう。


以上、8つを親が受験生にやってあげられることを挙げさせて頂きました。
少しずつでよいので実践してあげてください。
親子で受験を乗り越えましょう!それではまた!

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です