第4回診断テスト 傾向と対策

第4回学習の診断は難易度が高く、点数を下げないことが最大の課題です。現時点で得点が不足している場合は、理科・社会・数学を中心に「解ける問題」を確実に増やす必要があります。また、学校は第3回~第5回の成績を基に出願可否を判断するため、「第5回で挽回すればよい」という考えは危険です。今の段階から安定得点を意識して学習を進めましょう。

国語

形式は前回と大きな差はありませんが、作文の配点が高く(50点中8点)、得点源として重要です。制限時間内に文量をまとめる力を養うことが必須です。特に作文は、学校や塾の先生に添削を受け、表現力や論理性を改善することで確実に伸ばせます。

数学

範囲は二次関数と相似までで、相似の証明が高確率で出題されます。大問1~2の基礎計算での失点は致命的であるため、徹底してミスをなくすことが大切です。点数が不足している人は、基礎問題を優先して解き、確実に得点源を増やしていきましょう。

社会

範囲は地理・歴史全般と、公民は三権分立までです。基本的人権や憲法の公布・施行日、三権の仕組みは必須項目です。さらに、中3の1学期までに学習した内容で暗記できていない部分があれば、今すぐに覚え切ることが不可欠です。ここでの暗記不足は直前対策では取り返せません。

英語

リスニング10分を除くと筆記は40分しかなく、最後の長文は全体の25%を占めます。速読と設問処理を意識し、最後までたどり着ける練習が必要です。時間配分を徹底し、点数を落とさない戦略をとりましょう。

理科

新範囲は「運動とエネルギー」で、仕事・仕事率の分野は特に出題されやすいです。そして何より、中3の1学期までに学んだ基礎単元で暗記が不十分なところがあれば、直ちに定着させる必要があります。基礎を固めれば安定した得点につながります。

直前の学習優先順位

国語の作文:先生の添削を受けて改善し、確実に点を取る。

数学の基礎問題:大問1~2の計算精度を上げ、失点を防ぐ。

社会の暗記:三権分立や憲法事項に加え、中3の1学期までの知識を今すぐ暗記。

英語の長文演習:時間配分を徹底し、最後まで到達する練習を行う。

理科の基礎固め:運動とエネルギーに加え、1学期までの暗記不足を直ちに克服する。


岡川塾では、
・作文、英作文の添削指導
・計算問題、理科社会の暗記、英語のリスニングなどに強くなる暗記講座
なども実施しています。

第4回学習の診断対策に完全対応した問題集もあるので、ぜひ活用してみてください!

第4回は入試本番に直結する重要な試験です。基礎の暗記漏れを徹底的につぶし、作文や長文、証明など得点差がつく部分に戦略的に取り組むことで、合格に向けた確実な成果が期待できます。