【新分野続出】今年の公立高校入試を47都道府県分見てみた結果…
今回の公立高校入試では新分野と呼ばれる教科書改訂後掲載された単元が出てきました。
以下の教科については、細かくまとめてみましたので、是非来年以降の受験対策に活用ください。
【数学】
「箱ひげ図や四分位範囲」が3分の1程度の公立高校で出題されていました。初年度としては想像以上の出題で注目の高い単元とも言えるでしょう。今後も多くの都道府県で出題されることが予想されます。資料の整理の出題自体が以前から少ないのですが、大きく傾向が変化したことが見受けられます。
また、実際に出題された都道府県は以下の通りです。
■箱ひげ図や四分位範囲
北海道 大問2
茨城県 大問5
新潟県 大問1
山梨県 大問4
三重県 大問2
和歌山県 大問2
福岡県 大問2
熊本県 大問2など
【英語】
「仮定法」「原形不定詞」「現在完了進行形」が多くの公立高校で出題されていましたが、数学のようにその内容の理解を確認するような文法問題という形での出題は比較的少なく、長文の中で扱われるケースが多かったようです。これも昨今の公立高校の英語入試の傾向の変化からでしょう。
以下に一例を挙げておきます。
■仮定法
青森県 大問2
栃木県 大問5
新潟県 大問3
山口県 大問4
熊本県 大問2など
■原形不定詞
岩手県 大問6
茨城県 大問3
三重県 大問2
福岡県 大問3
鹿児島県 大問3など
■現在完了進行形
岩手県 大問7
群馬県 大問7
富山県 大問2
岐阜県 大問4
島根県 大問2など
【理科】
「ダニエル電池」が出題された都道府県数は約2割程度。内容としては、ダニエル電池の仕組み、イオンの移動と化学変化に関する問いが中心です。今年出題されなかった都道府県は次年度以降注意が必要でしょう。また、実際出題された都道府県は以下の通りです。
■ダニエル電池
群馬県 大問4
三重県 大問6
和歌山県 大問4
鳥取県 大問6
広島県 大問2
高知県 大問4
福岡県 大問4
長崎県 大問7など
今回は特に注目度の高い単元を取り上げましたが、また有益な情報がありましたら、共有させていただききます。