結論:高松北中の適性検査Ⅰは40分の作文で、与えられたテーマについて自分の考えをまとめ、文章で表現する力が見られます。合格答案に近づく近道は、「結論→理由→具体例(体験)→まとめ」の型を決めておき、書く前に構成メモを作ることです。この記事では、時間配分と練習方法を整理し、岡川塾オリジナルの作文課題と解答例・改善ポイントを紹介します。

高松北中の適性検査Ⅰとは

香川県立高松北中学校の入学者選抜では、適性検査Ⅰ・適性検査Ⅱと個人面接が行われます。令和8年度の実施細目では、適性検査Ⅰは作文で、「与えられたテーマについて自分の考えをまとめ、文章で表現する力」をみる検査とされています。

項目内容
出願期間2027年1月8日(金)・9日(土)
検査日2027年1月16日(土)
適性検査Ⅰ(作文)40分(令和8年度は9:45〜10:25)
適性検査Ⅱ50分(令和8年度は10:45〜11:35)
面接個人面接(午後)
入学予定者の発表2027年1月23日(土)
入学定員県内からの入学志願者を対象に105人(全国からの生徒募集は別枠で上限5人)※令和8年度実施細目

※表は横にスクロールできます。令和9年度の検査時間・内容は、令和9年度の実施細目・募集要項で必ずご確認ください。

出典:香川県教育委員会「令和8年度香川県立高松北中学校入学者選抜実施細目・同募集要項」(PDF)https://www.pref.kagawa.lg.jp/documents/56062/sonota1.pdf/香川県立高松北中学校「生徒募集・入試情報」https://www.kagawa-edu.jp/kitaj01/nyuushi.html(いずれも確認日:2026年10月20日)

説明会の日程や入試日程の詳細は「令和9年度 高松北中入試|11月7日 第2回学校説明会と入試日程」でまとめています。字数は問題ごとに指定されますが、岡川塾ではこれまでの出題をもとに500字程度を40分で書き切ることを目標に練習しています。

作文で求められる力

「文章で表現する力」は、文章が上手かどうかだけではありません。作文を採点する側から見ると、次の4つがそろっているかがポイントになります。

力答案で見えること
課題を読み取る力問われていること(テーマ・条件・字数)にすべて答えている
考えをはっきり示す力自分の意見(結論)が最初に、一文で書かれている
筋道立てて説明する力理由と具体例が結論とつながっていて、読み手が納得できる
正しく書く力原稿用紙の使い方・漢字・文末の統一・主語と述語のねじれがない

※表は横にスクロールできます。

作文を書く前に考えること

40分の作文で失敗する原因の多くは、「書きながら考える」ことです。途中で意見が変わったり、具体例が見つからずに手が止まったりします。書き始める前に、次の3つを決めてしまいましょう。

  1. 条件に線を引く:「〜について」「自分の経験をふまえて」「○字以上○字以内」「段落を分けて」など、問題文の条件に線を引き、答案で落とさないようにします。
  2. 結論を一文で決める:「私は〜が大切だと考える。」と、意見を一文で書ける状態にします。迷ったら、具体例が思いつくほうを選びます。
  3. 使う体験を一つにしぼる:体験を2つも3つも並べると、どれも浅くなります。一つの体験を、そのとき考えたこと・行動・結果まで書くほうが説得力が出ます。

結論・理由・具体例の組み立て方

岡川塾では、作文の基本の型を次の3段落で指導しています。型が決まっていれば、本番で初めて見るテーマでも、何をどの順に書けばよいか迷いません。

段落書くこと字数の目安(500字の場合)
第1段落結論(自分の意見)+理由を一言で約80〜100字
第2段落具体例(自分の体験):何があり、何を考え、どう行動し、どうなったか約250〜300字
第3段落まとめ:体験から学んだこと、これからどうしたいか(結論をもう一度)約100〜120字

※表は横にスクロールできます。

型を使うときの注意

  • 第1段落と第3段落の結論が食いちがっていないか確認する
  • 具体例は「経験したこと」だけで終わらせず、「そのとき何を考えたか」を必ず書く
  • 「〜だと思います」「〜だ」など、文末は「です・ます」か「だ・である」のどちらかに統一する

制限時間内に書くための練習方法

40分の時間配分

時間すること
0〜3分問題文を読み、条件に線を引く
3〜10分結論・理由・体験を決め、構成メモ(段落ごとのキーワード)を書く
10〜35分清書する(1分あたり約20字のペース)
35〜40分見直し(誤字・脱字、文末、条件・字数の確認)

※表は横にスクロールできます。

段階的な練習メニュー

  1. 構成メモだけを作る練習(1題10分):書かずに、結論・理由・体験・まとめのメモだけを作ります。いろいろなテーマで素早く考える力がつきます。
  2. 時間を計って書く練習:はじめは60分で書き、慣れたら40分に近づけます。最終的には、500字を20分程度で書けると見直しの時間に余裕が生まれます。
  3. 書き直し(リライト):先生に添削してもらった答案を、指摘をふまえてもう一度書きます。同じテーマで書き直すことで、改善点が身につきます。
  4. 体験のストックを作る:学校行事、委員会、習い事、家の手伝いなど、作文に使える体験をノートに書き出しておくと、本番で具体例に困りません。

オリジナル作文課題と解答例

岡川塾オリジナル作文課題

あなたの身の回りにある「みんなで使う場所」を一つ取り上げ、その場所をみんなが気持ちよく使えるようにするために、あなたが大切だと考えることを書きなさい。その際、自分の経験をふまえて書くこと。

(条件)450字以上500字以内。段落を分けて書くこと。制限時間40分。

※この課題は練習用に岡川塾が作成したもので、実際の入試問題ではありません。字数・条件は練習用の設定です。

解答例

 私は、みんなで使う場所を気持ちよく使うために大切なのは、次に使う人のことを考えて行動することだと考える。自分が使い終わったあとの様子を想像するだけで、場所の使いやすさは大きく変わるからだ。  私の小学校では、五年生から図書委員として図書室の当番をしている。当番を始めたころ、本だなには、借りた人がもどした本が番号の順番とちがう場所にたくさん置かれていた。そのため、読みたい本がなかなか見つからず、あきらめて帰る下級生もいた。私は委員会で話し合い、本をもどす場所が一目でわかるように、たなに色のシールをはることを提案した。さらに、当番の日には、まちがった場所にある本をみんなで正しい場所にもどすことにした。すると、少しずつ本が正しくもどされるようになり、下級生から「本が見つけやすくなった」と言われた。このとき私は、一人ひとりが次に使う人のことを少し考えるだけで、みんなが使いやすい場所になると実感した。  中学校に入学したら、教室や体育館などの場所も、次に使う人の立場で使いたい。そして、自分が気づいたことを周りの人と共有し、みんなが気持ちよく過ごせる学校にしていきたい。

※解答例は約480字です。

改善ポイント(よくある答案との比較)

ポイント1 結論を最初の一文で言い切る

よくある答案:「図書室はみんなが使う場所です。私はよく図書室に行きます。」→意見がどこにあるかわかりません。
改善:「私は、〜大切なのは〜ことだと考える。」と、第1段落の一文目で結論を書きます。

ポイント2 体験は「問題→行動→結果→気づき」まで書く

よくある答案:「本がばらばらだったので、きれいにしました。よかったです。」→体験が短く、考えたことが伝わりません。
改善:解答例のように、困っていた人(下級生)、自分の提案と行動、まわりの変化、そこから気づいたことまで書くと説得力が出ます。

ポイント3 まとめで「これから」につなげる

よくある答案:「これからも図書室を大切に使いたいです。」で終わる→結論のくり返しだけになりがちです。
改善:体験から学んだことを、中学校生活でどう生かすかに広げると、文章全体がまとまります。

自分で採点するときのチェック

  • 条件(テーマ・経験をふまえる・字数・段落)をすべて満たしているか
  • 第1段落と第3段落の結論が同じ方向を向いているか
  • 文末が「だ・である」または「です・ます」に統一されているか
  • 原稿用紙の使い方(段落の最初は1マスあける、句読点の位置など)が正しいか

岡川塾の高松北中受験対策

作文は、自分一人で書いて読み返すだけでは改善点に気づきにくい教科です。岡川塾では、高松北中受検対策を牟礼校で行っており、作文の添削とリライト、適性検査Ⅱ(融合問題)、面接の練習まで、入試本番の形式に合わせて指導しています。当塾の受検生の作文の結果については「R6年度高松北中入試の結果報告」、合格者の声は「2026年 北中入試 合格体験記」をご覧ください。

牟礼校 小学5・6年生(北中受験)コース

作文・融合問題・面接まで、高松北中の入試形式に合わせて対策します。授業・体験授業は牟礼校での対面形式です。

無料体験を予約する(牟礼校 小6 北中受検)コースの詳細を見る

本番形式で実力を確かめる「北中模試」

岡川塾が塾生を対象に実施している、高松北中入試向けの模試です。日程・受験条件は北中模試の公式サイトでご確認ください。

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高松北中学校の入試倍率や学校の特徴は「高松北中学校の偏差値はいくつ?入試倍率や進学実績を紹介」、入試対策の全体像は「コレでわかる!高松北中学校入試対策」で紹介しています。作文の練習方法の相談は岡川塾公式LINEでも受け付けています。

よくある質問

作文の練習はいつから始めればいいですか?

原稿用紙の使い方や文末の統一などの基本は、小学5年生のうちから少しずつ練習しておくと安心です。時間を計って書く練習は、小学6年生の夏以降に本格化させるのがおすすめです。

体験が思いつかないときはどうすればいいですか?

大きな出来事である必要はありません。家の手伝い、友だちとの会話、委員会や係の仕事など、身近な体験で十分です。日ごろから「作文に使えそうな体験」をノートに書きためておきましょう。