結論:第4回診断テストの英語で差がつきやすいのは、中3の2学期に習う「後置修飾」(分詞・関係代名詞)です。名詞のうしろに説明がつく形を見抜けるかどうかで、選択問題・並べ替え・英作文・長文の得点が変わります。この記事では、基本の考え方と解き方を整理し、岡川塾オリジナルの確認問題5問(解答・解説つき)で仕上げます。
第4回診断テストの英語の出題範囲
学習の診断(診断テスト)は回ごとに出題範囲が決まっていて、範囲表は通っている中学校から配布されます。正確な範囲は、必ず学校の範囲表で確認してください。そのうえで、第4回に向けて岡川塾が重点的に指導しているのが、2学期に学習する「名詞をうしろから説明する形」です。
英語の試験時間はリスニングをふくめて50分で、リスニングを除くと筆記は約40分しかありません(岡川塾の分析は「第4回診断テスト 傾向と対策」で5教科分をまとめています)。文法問題で迷う時間を減らし、最後の長文に時間を残すことが得点アップの近道です。
| 形 | 例 | 意味のとり方 |
|---|---|---|
| 現在分詞(〜ing) | the girl playing the piano | ピアノを弾いている少女 |
| 過去分詞(〜ed など) | a car made in Japan | 日本で作られた車 |
| 関係代名詞(主格) | a friend who lives in Osaka | 大阪に住んでいる友だち |
| 関係代名詞(目的格) | the book (that) I bought | 私が買った本 |
※表は横にスクロールできます。
関係代名詞の基本と重要問題
関係代名詞は、2つの文を1つにまとめて「どんな人・どんなもの」かを説明する言葉です。ポイントは「先行詞(説明される名詞)が人か、人以外か」と「うしろに主語があるか、ないか」の2つだけです。
who・which・that の使い分け
| 先行詞 | 主格(うしろに動詞) | 目的格(うしろに主語+動詞) |
|---|---|---|
| 人 | who / that | that(省略できる) |
| 人以外(もの・動物) | which / that | which / that(省略できる) |
※表は横にスクロールできます。
教科書では目的格の関係代名詞として that や which が中心に扱われます。また、目的格の関係代名詞は省略でき、the book I bought のように「名詞+主語+動詞」が直接つながる形(接触節)になります。並べ替え問題ではこの形がよく使われるので、関係代名詞が見当たらなくても「名詞のうしろに主語+動詞が来ていないか」を探してください。
主格か目的格かを見分ける手順
- 空所(または関係代名詞)の直前の名詞=先行詞を確認する
- 関係代名詞のうしろを見る。すぐに動詞が来ていれば「主格」、主語+動詞が来ていれば「目的格」
- 先行詞が人なら who / that、人以外なら which / that を選ぶ
よくある失点:主格の関係代名詞のあとの動詞の形
I have a friend who live in Canada. は誤りです。who の先行詞は a friend(3人称単数)なので、正しくは who lives。動詞の形は「先行詞」に合わせます。
分詞の後置修飾の解き方
分詞は動詞が形を変えて、形容詞のように名詞を説明する言葉です。1語だけなら名詞の前(a sleeping baby)、2語以上のまとまりなら名詞のうしろ(a baby sleeping in the bed)に置きます。診断テストで問われるのは、ほとんどが「うしろに置く形=後置修飾」です。
〜ing と過去分詞の判断は「する」か「される」か
- 名詞が自分で「〜している」→ 現在分詞(〜ing):the boy running in the park(公園で走っている少年)
- 名詞が「〜される・〜された」→ 過去分詞:a letter written in English(英語で書かれた手紙)
迷ったときは、名詞と動詞を「主語と動詞」の関係で並べてみます。「手紙が書く」は不自然で「手紙が書かれる」が自然なので過去分詞、と判断できます。過去分詞は不規則動詞が多いので、write – wrote – written、take – took – taken、speak – spoke – spoken などの変化表を今のうちに確認しておきましょう。
文の動詞(述語動詞)を見失わない
後置修飾がつくと主語が長くなり、文の本当の動詞が見えにくくなります。The boy playing soccer over there is my brother. では、主語は The boy playing soccer over there までで、文の動詞は is です。長文読解でも、主語のまとまりに[ ]をつけてから動詞を探すと意味がとりやすくなります。
並べ替え・英作文で注意したいポイント
並べ替えは「名詞+説明」のかたまりを先に作る
並べ替え問題では、まず先行詞になりそうな名詞を見つけ、そのうしろに「分詞のかたまり」または「関係代名詞(や主語+動詞)のかたまり」をつなげます。そのかたまりを1つの名詞として扱えば、残りの語順は中1・中2の文法と同じです。
英作文は「短い2文」を書いてから1文にまとめる
いきなり長い1文を書こうとすると、関係代名詞のあとの動詞の形や語順でミスが出ます。まず I have a friend. と She lives in Canada. のような短い2文を考え、共通する名詞を関係代名詞でつなぐと安全です。後置修飾を使わなくても正しい英文なら得点になる問題も多いので、自信のない構文より、確実に書ける構文を選ぶことも大切です。
英作文のチェックポイント
- 主語と動詞の一致(3人称単数の s、be動詞の形)
- 時制(過去の話なのに現在形になっていないか)
- 冠詞(a / the)と名詞の複数形
- 指定された語数・条件を満たしているか
無料確認問題5問と詳しい解説
ここからは岡川塾オリジナルの確認問題です(過去の診断テストの問題ではありません)。まず自分で解いてから「解答と解説を見る」を開いてください。
問題1 関係代名詞の選択
( )に入る最も適切なものを選びなさい。
The boy ( ) is talking with Ms. Tanaka is my cousin.
ア which イ who ウ whose エ what
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解答:イ
先行詞は The boy(人)で、空所のすぐうしろに動詞 is talking が続くので主格です。人が先行詞の主格は who(または that)。文全体の動詞は2つめの is で、「田中先生と話している少年は、私のいとこです」という意味になります。
問題2 分詞の形
( )内の語を適切な形に直しなさい。
Look at the cat (sleep) on the sofa.
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解答:sleeping
「ソファの上で眠っているネコ」と、ネコが自分で「眠っている」ので現在分詞です。on the sofa とまとまりになって the cat をうしろから説明しています。sleep のまま、または slept にしないよう注意しましょう。
問題3 並べ替え(過去分詞)
( )内の語を並べかえて、意味の通る英文にしなさい。
This is (written / a / by / book) a famous writer.
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解答:This is a book written by a famous writer.
「本が書かれた」なので過去分詞 written を使い、a book のうしろに置きます。by a famous writer は「有名な作家によって」。名詞(a book)→説明(written by …)の順でかたまりを作るのがコツです。
問題4 2文を1文に
次の2文を、関係代名詞を使って1文にしなさい。
I have a friend. She can speak three languages.
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解答:I have a friend who [that] can speak three languages.
2文に共通するのは a friend と She。She を主格の関係代名詞 who(that)に変えて、a friend のすぐうしろにつなぎます。who she can speak のように、She を残してしまうミスが多いので注意しましょう。
問題5 和文英訳(目的格・接触節)
次の日本語を英語にしなさい。
「私が昨日読んだ本はとてもおもしろかった。」
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解答例:The book (that / which) I read yesterday was very interesting.
主語は「私が昨日読んだ本」= The book I read yesterday という長いかたまりです。文の動詞は was。read の過去形は形が同じ read なので、yesterday で過去の話だと分かります。interesting を interested にしないことも確認しましょう(本が「おもしろい」ので interesting)。
採点してみて
5問中4問以上正解なら、後置修飾の基本は身についています。3問以下だった人は、上の「主格か目的格かを見分ける手順」と「する・される」の判断をもう一度確認してから、同じ形の問題を続けて解いてください。1つの形を10問ほど連続で解くと、判断が速くなります。
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関係代名詞の that はいつでも使えますか?
中学校の範囲では、主格・目的格とも先行詞が人でも人以外でも that を使えます。ただし選択問題では who / which が正解として用意されていることも多いので、両方の使い方を覚えておきましょう。
分詞と関係代名詞、どちらで書けばいいですか?
the boy playing tennis と the boy who is playing tennis はほぼ同じ意味です。英作文で条件の指定がなければ、自分がミスなく書けるほうを選んでください。

